さて、本日は ArcGIS Pro で ポイントをアノテーションに変換する方法について紹介したいと思います。
使用するデータ
位置参照情報のデータを使用したいと思います。位置参照情報については以下エントリーでも紹介していますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
データの詳細
今回は大字・町丁目レベルの横須賀市のデータを使用したいと思います。形式は CSV になっています。
アノテーション化する属性
「大字町丁目名」という属性をアノテーション化します。
手順
1.「XYテーブル→ポイント」ジオプロセシングツールで CSV をポイントにします。
「XYテーブル→ポイント」で以下のようにパラメーターを設定して「実行」ボタンをクリックしてください。
CSV のデータがポイントとして登録されました。
2.「大字町丁目名」をラベルとして設定します。
コンテンツウインドウで登録されたポイントレイヤーを右クリックし、「ラベル プロパティ」をクリックしてください。
ラベルクラス ウインドウが表示されるので、条件式に「$feature.大字町丁目名」と入力して「適用」ボタンをクリックしてください。
再度、コンテンツウインドウで登録されたポイントレイヤーを右クリックし、「ラベル」 をクリックしてください。
「大字町丁目名」がラベルとして表示されました。
3.「ラベルをアノテーションに変換」ジオプロセシングツールでラベルをアノテーションに変換します。
出力先を入力し、必要であればその他の設定を行い、「実行」ボタンをクリックしてください。
「大字町丁目名」ラベルがアノテーションに変換されました。
すごく簡単にポイントをアノテーションに変換することができました。文字表記はラベルで十分という方もいらっしゃるかと思いますが、GIS を使う場合、アノテーションを使用するケースは少なくないかと思います。緯度経度と属性さえあれば、このように簡単に CSV などのデータをアノテーション化できますので、ぜひ試してみてください。本日は以上です。